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ギアレビュー|アトリエブルーボトル/NEO WOOL PANTS 初冬に届きこの冬を越えての所感。

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はい、2021年の終わりにかけてNEO WOOL PANTSが届き、あっという間に冬が終わりました。

この冬は一段と寒かったですね。

今季ほとんど外アクティビティをしていない私ですが、ネオウールパンツを私生活でも使用していて気になった点多々ありましたので一旦書き残すことにしました。

アウトドア使用はテストハイクとその後、+ 赤城大沼でのワカサギ釣りくらい。

元々は山用として購入したはずが、日常生活での使用ばかりで肝心の山ではテストハイクのみの使用となってしまいました。

行きたくても行けなかったわけじゃなく、チャンスはたくさんあったんです。しかし今年はなんだか腰が重い。。。山に行くか〜と思い立つことが極端に無かったです。

なんだか日常での寒さに参ってしまったみたいで、更に寒い山へ行きたいという思いが殆どありませんでした。私は寒いのが苦手みたいです。

といっても今年は寒かったおかげ(?)で日常でガンガン使い、NEO WOOL PANTSは大変重宝しました。

改めてNEO WOOL PANTSとは

https://www.atelierbluebottle.com/

NEO WOOL PANTSとは、atelierbluebottleという登山系ガレージブランドから今年ローンチされた冬山用のパンツで、表面のストレッチ撥水生地と裏地のウール生地を重ね合わせてできたハイブリッドパンツのことです。

簡単に言っちゃいましたが、詳しいことはブランドブログに記載してあるのでこちらをご参照ください。

私のテストハイクレビューは以下になります。

年末の東北、仙台

このパンツが特に重宝したのが年末。年末年始のお休みを利用して故郷仙台へ帰省した時のこと。

この年の年末は大寒波直撃ということで最低気温は−4度、最高気温0度「これぞ東北の冬だなぁ」といった環境でした。

東北といえど太平洋に面して比較的暖かいエリアの仙台で、こんなに雪が降るとは思わなかったです。

この環境に対する服準備の際に、上はALPHA WOOL JACKET一択、下はNEO WOOL PANTS一択、上下atelierbluebottleという選択になりました。山に行くわけでもないのに。笑

一旦テストレビューのしていないジャケットのアルファは割愛します。

一択となった理由としてはまず

  • 暖かいこと。
    これは言わずもがな、大前提です。裏付けの根拠もあり、一択でした。山でのテストを経ての結論として、自分の持っているパンツの中で1番暖かいです。(※ダウンパンツは除く)

次に

  • 小旅行で嵩張りたくない荷物に対して軽いパンツ、小さく収納できるパンツであること。
    冬のパンツにありがちな暖かいけどそこそこに嵩張るフリース生地などと比べ、軽く小さく収納できます。冬の衣類って大概は生地の厚さ=暖かさ となるものが多いのですが、このパンツは軽く小さいのに暖かい、これが大きな強みです。

最後に

  • 速乾であること。
    洗濯してもすぐ乾くため、夜洗濯して朝もう一度履くことができるのは強いです。荷物と重量負荷の削減になります。


そんな前準備を経ての結論として、この環境下でヒートテックタイツ1枚、その上にNEO WOOL PANTSの組み合わせで全く寒くありませんでした。

真夜中に思い立って雪の中ピクミンブルームをやりに歩き回っても全く寒くならず、ストレスフリーで真冬の夜中散歩を完結。という具合でやはり雪山用に作られたパンツであるため、地上での使用は正直言ってオーバースペックすぎるくらいです。

縫製について

これはクレームではありません。先に言っておきます。

日常でかなりヘビーローテーションをしている分ダメージも受けています。歩いて、階段登りして、胡座をかいて、足を組んで、繰り返しているうちに写真のようなほつれが股下にちらほらと。

これによって直接的な影響はなく、今後山に使ったとしても問題ないのですが、「まだ山で使用していないのに、、、」とちょっとショックです。

とはいえ、気になったところはこれくらいで、三日に一度くらいヘビーに着用していたにもかかわらず、この縫製以外はエラーなし。この冬すごく頑張ってくれたパンツです。

雪風だろうとなんのその

洗濯について

洗濯の注意点は主に2点、

  1. ウール製品なので柔軟剤はNG、おしゃれ着洗剤で手洗いコースを推奨します。また洗濯を始める際に、洗濯槽の底に沈めるようゆっくりと手で押し空気を抜く必要があります。
    これはパンツの特性によるもので、表面の撥水生地と裏地のウール地が張り付いておらず分離しているので、間に空気の層があります。その空気が残っていると洗濯の際に邪魔をして、しっかりと洗われていないことがあります。(この空気がパンツを更に暖かくしてくれるんですけどね。。)
  2. 家の環境によっては脱水に工夫が必要です。通常、手洗いコースやおしゃれ着用の洗濯コースは脱水が1分程度と少なめに設定されていることが多いのですが、このパンツの場合、表面の撥水効果が強すぎて脱水しきれてない水滴がドバドバと床に落ちます。
    部屋干しをしていると床が水浸しになります。お風呂場などであれば大丈夫だと思いますが、こちらもご注意を。
    私は濡れたまま長時間放置するのが怖いので(撥水機能が低下しそうな不安や云々)洗濯終了後もう一度脱水のみかけてから干すようにしています。

このようにちょっと手間のかかるパンツですが、愛着さえあれば問題なしだと思ってます。むしろこの手間を惜しまないことで長く使え、パフォーマンスを発揮し続けてくれれば嬉しい限りです。

また、何度も履き、何度も洗濯をしていますが撥水効果は全く衰えず。この洗濯方法が正しいのかはわかりませんがまだまだ生地はパリッとし、ガンガン弾いてくれる点にも高評価です。

総括

ということで、本当にこの冬購入してよかったマストバイパンツの1つで、頑張りすぎてくれました。

下界の冬は終わってしまいましたが、まだまだ山は残雪期中。これからようやく本来の山中で寒さを凌ぐ最高のパンツとして頑張ってもらうことにします。

ALPHA WOOL JACKETも2021年中にテストハイクを終え、この冬を乗り越えた相棒になったのでこちらも早く書き残さなきゃなぁ、と思うばかりです。

寒さを忘れぬうちに、書き残します。次の冬の自分のためにも必ず。

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