film log
Mt.Daibosatsurei
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これは管理人が山に繰り出してはフィルムカメラで写真を撮り、コツコツとメモに登山日記を書いていたものを合わせた登山記録。
従来の登山レビューとは異なった、何の役にも立たない私の日記である。その山の雰囲気と私たちの登山スタイルだけでも伝われば御の字。
大菩薩嶺
2019.05.25
明日の天気は快晴、深夜沸沸と、1人山への欲望が爆発した。
スパノバ、回収するには行くしかない。
急いでパッキングして向かった。
久々にちょっと高度感を求めに。
よく考えてみれば2000mオーバーは
去年の夏、木曽駒ヶ岳以来だ(たぶん)
上日川峠から登り、大菩薩峠、大菩薩嶺と経由し
大菩薩嶺登山口へ降りるルート。
(大菩薩大菩薩うるさいな、)
事前にしっかり下調べを行った。
それでも少し足取りが重い、行きたい気持ちと恐怖が交差する。
というのもこないだの雷雨を引きずってる。
怖い、
間違いだったらすぐ引き返す。
そう自分とお約束をし、
早く頂上へ行けるルートを選ぶ。
ハイカーとしてのプライドで、
(何を一丁前にハイカーだプライドだ言ってやがる)
長くても急げる下山路を選択した。
さて、ルート開始。
少し育った笹に囲まれ整備された登山道、
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_fe74c0d8409801799d49b82c603b833e_00efb2d4_2048-1024x722.jpg)
時に現れる富士山を横目に
ジワジワと高度を上げていく。
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_9cf12632c1314d22d914b2d5d6c09418_dc0ad0ac_2048-1024x722.jpg)
全く疲れない。登りやすい。
小一時間ほどだろうか。着々と登り進め、あっという間に大菩薩峠に到着。
すごく賑わっている。
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_e676f2a1ba09709b3b362f5baab79124_140b6944_2048-1024x722.jpg)
こちらはソロ、あまりお邪魔にならないよう、小さく端っこで休憩。
素晴らしい展望、富士山、南アルプス、
![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/000005-1024x722.jpg)
全てを見渡せるような気持ち。
手洗いを済ませ、山小屋をふらっと立ち寄り、
そこで鹿に出会った。初めての出会い。
鹿って車に轢かれたり人間の餌に寄ってきたり
少し可愛げのある間抜けなイメージがあったけど、彼は違った。
近づけば遠のく、人間を警戒している。
勇しく獣道の傾斜をぐんぐん登っていった。
純野生動物、山ではこっちが間抜けのようだ。
四足歩行が如何に山に適しているのか
謎に理解してしまったひとときだった。
大菩薩峠から稜線を沿い、大菩薩嶺山頂を目指す。
頂上の景観が悪いと口を揃えてみんな言うので
稜線での景色を堪能し尽くす。
時に立ち止まり、写真を撮り、息を吸って、
また歩く。
その繰り返しだ。
後ろを振り返っても絶景だねぇ…。
“富士山を見ながら昼ごはんが食べたい”
そんな想いを叶えてくれる場所で昼食。
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_4101fbf0527737b0831ccbf807b1775e_bb97672b_2048-1024x722.jpg)
グループできていたおじさん達の隣。
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_ca610822ef7f4be319ede2e76be1819e_b4687a97_2048-1024x722.jpg)
「ソロできたのか」
「どこから来たのか」
「こちらは昔からの友達と来ているんだ」
立て続けにお話を貰い、良い時間を頂いた。
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_95e7de7c9d810b2e992d905753be9107_a4adb043_2048-1024x722.jpg)
さて、
昼食をマイペースに済ませ、再び歩き出す。
どこを見ても賑やかな山で嬉しい・。
![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/000028-1024x722.jpg)
景観に見惚れながら歩き続け、あっさり山頂着。
![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/000015-1024x722.jpg)
なんで標識が2つ並んでいるのだろう。。
小休憩を入れて、下山路へ。
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_65e35817c920edbab5fc60ea3210bc78_c6f21ba9_2048-1024x722.jpg)
木漏れ日が愛しい、
下調べでわかってはいたけれど、
いざ歩いてみるとやっぱり長い。
樹林帯の下山路はあまり好きじゃないのかもしれないなぁ、なんて山に失礼なことを思いながら。
そんな2時間が経過した頃、突然視界が開け、小屋に着いた。
![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/000018-1024x722.jpg)
![](http://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/tumblr_2c597114b4b17f3f89d0936635a46ee4_e57b371a_2048-1024x722.jpg)
なかなか趣のあるシンプルな小屋。
![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/000020-1024x722.jpg)
小屋からの下山路はこちら。整備されて歩きやすい。
地図を見返し、残り僅かだと気付く。
「もう登山終わっちゃうんだ」
そう考えると足取りが重い、下山したくない、
この心境がいつも滲みる。
楽しいことはいつまでも終わりたくないね。
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快晴を狙えば登山の醍醐味を存分に
味わえる上日川峠のルート、
逆に言えば景観を求めに登山に行くならば
このルートは快晴じゃなきゃ
あまり楽しくないのかもしれない。
総じて良い登山であった!
![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2020/12/000011-1024x722.jpg)
使用したギアはこちら!