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奥高尾縦走路|東京から手軽に日帰り登山!冬季も気軽に行ける陣馬山から景信山への縦走記。

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こんにちは。

暖かい日もチラホラと迎えながら、着々と春へ向かう季節です。冬山登山ラストスパートの季節になってきましたね。

冬山は雪の有無関係なく、冬のツンとした空気を山中で感じることが一つの醍醐味ではないでしょうか。

あの気持ちいい感覚があと少ししか感じられない、と考えると寂しい気持ちになってきます…

先日、登山のマインドについて執筆しました。

今回はその冬山山行の記録になります!

ラストスパートに駆け込みたい方、冬山詮索の参考になればいいな、と。アクセス、ルートから注意点、メリットデメリットまでお伝えできればと思います。

陣馬山とは

陣馬山とは、神奈川県相模原市に位置する神奈川百名山、花の百名山に数えられる山です。

登山客ギネス認定の高尾山から縦走できる山、と言うと大体の位置のイメージが湧くのではないでしょうか。

陣馬山はアクセス手段とコースが豊富で、日本でも有数の春夏秋冬人気の耐えない山と言えます。その人気は高尾山にも引けを取らないのでは、と私は思ってます。(盛ったかも)

陣馬山の魅力は、陣馬高原とも呼ばれるほど広々とした山頂!公園かのような草原地帯で広々としていて、ピクニックがしたくなるような山頂です。コレは高尾山と大きく違った魅力となります。

ちなみに山頂には茶屋が3軒あり、それぞれ営業期間が違うのでご注意ください。

アクセス

陣場山へのアクセスはマイカー、公共交通手段共に可能です。

■電車でアクセス

  • JR高尾駅からバスに乗り、「陣馬高原下」より入山

バス時刻表はこちら

  • JR藤野駅からバス(5分)or徒歩(30分)で「陣馬登山口」より入山

※バスは「和田」行きのバスに乗ります。途中の陣馬登山口で下車です。

※土日の始発は8時台、本数も少ないです。最悪歩ける距離なのでそこまで問題ではありませんが、ご注意ください。

バス時刻表はこちら。

■車でアクセス

今度調べます…

個人的に、陣馬山は高尾方面への縦走が魅力なので、電車でのアクセスがおすすめです。マイカーだと駐車場に戻らなければならないので、陣馬山のみのアクセスにするか、縦走後、戻りの工夫が必要となりますので念入りに下調べが必要です。

今回は、一番メジャーな陣馬登山口から「一ノ尾根コース」をご紹介!

陣馬登山口からも3つのルートがありますが、今回登ったのは人気の「一ノ尾根コース」。なだらかで景観が良い稜線をゆっくりと登って行くコースになります。

これまでに陣馬山へ3ルートでアクセスしておりますが、総合的に一番好きなコースです。

まず、藤野駅下車⇨バスで陣馬登山口まで移動します。

先ほども書きましたが、バスは本数がかなり少ないので注意が必要。もし万が一タイミングの良い電車に乗れなくとも歩けば大丈夫です。時間と疲労のロスになりますが、、、

藤野駅前付近にコンビニはありません。勿論バス下車後も無し。

必要なものは事前に買っておくか、高尾駅で中央本線に乗り換えする前に北口のファミリーマートか南口のスーパーorセブンイレブンで購入しておくべきです。

さて、バスの車窓から徒歩で登山口へ向かっている人たちを横目に追い越し、あっという間に「陣馬登山口」に到着。

バス下車近くに標識あり

バスに乗った感覚的に、5分程度なのでコレはバスで座れなくても問題ない時間だな、と思いました。

バスはそのまま「和田」停留所まで行くようです。ちなみに終着駅「和田」からも陣馬山への登山が可能です。和田からのコースはさらに頂上へのアクセス時間が短いコースになります。この日は乗客の半分くらいそのまま「和田」へ向かう感じでした。

下車後、標識の差す方向へ舗装路を進んでいきます。

住宅がありますので静かにお邪魔します。

しばらく標識に沿って九十九折りに進み、青いプレハブ小屋が見えてきたら入山です。

入山

この先、特に分岐や難所もなく、このようななだらかな登山道が続きます。

この日は2月に訪れた春日、快晴ということもあり、朝日が差込み気持ちの良い朝の登山を愉しみました。

度々足を止め、写真を撮る。

途中、ベンチがあります。この場所と、そのさきにもう1箇所かな?

気持ちの良い空気、山に触れ、ご機嫌上々。特に疲れてもいないのに、休憩してしまいました。

そのまま歩き進めると、あっという間に山頂です。

左下に登ってきている人が。ここが最後の登りです。

山頂直下に最後の登りが少しありますが、ゴールが見えているので辛さは半減でした。

名物の白馬

この日は真冬に訪れた春のような気温だったので、山頂は特に賑わっておりました。3シーズンハイカーのみなさん、ウズウズとしていたんでしょうね。かく言う私もその一人。

左に見えるのが清水茶屋です。この日も元気に営業中。他の信玄茶屋と富士見茶屋は閉店中。この営業スケジュールに違いがあるのはなんだろうか。山頂茶屋でお食事を!と思っている方は営業スケジュールを調べてから行った方が良いです。

ちなみに私が来た3/3の確率で清水茶屋は営業しておりました。コーラやビール、山菜汁やカップ麺などが買えるので万が一持参したお食事が足りなくても安心です。ここのテラスから見る富士山が特に綺麗でおすすめですよ。

そんな私は新しく届いたNatureHikeのアルコールストーブを実地テスト。

広場のような開けた場所で相方とインスタントラーメンを。山頂で食べるサッポロ一番が沁みるんだ…アルスト着火ミスってヌルかったけど…

そんな私はサッポロ一番 塩or味噌だと「塩派」!

   

さあ、食事を終え、一頻りボケーっとしたら、縦走開始!別名「奥高尾縦走路」。

の前にトイレを………と思ったら、本日は陣馬山のトイレが閉鎖中…。

やばいかも。

今日は景信山まで行き、小仏バス停方面へ下山し、バスで高尾駅へ戻るコースを予定。陣馬山から景信山、ここ間が地味に長いんです…

まずは途中のチェックポイント「明王峠」(トイレ)を目指し、少し駆け足でリスタートします。

ここからはアップダウンもほとんどなく、ほぼ平たい稜線を歩き続けるのみ。

途中に小ピークがありますが、巻道もあるので残り時間や体力に合わせて選択を。

陣場山までの道のデジャヴのような稜線道をお喋りをしながら歩き続け、明王峠に到着。

長かった、、、

明王峠のトイレは無事…でした。

が、小便器が詰まっていた…今にも溢れそうなくらい逆流していて、私が足そうものなら最期。きっと決壊する…。

ということで、不本意ながら大きい方の個室で済ませることに。

この個室がさらに最悪で、普通、中は真っ暗でこれまでの排泄物は見えない環境のトイレが多いのですが、ここのトイレは中の排泄物に陽が射し込んでいる。立ちで済ませる時に見えるんです…稀に見る最悪な環境のトイレでした。

そんなトイレを済ませて休憩なくリスタート。

ここからから更に歩き続けます。

なだらかなルートということもあり、トレイルランナーが多めです。

伐採され開けたエリアがありました。ピンクリボンでマーキングされているものは苗木で、新たに森林を育てるみたい。

前回訪れた2020年2月はまだ以前の稲穂に溢れた景観でした。このエリア好きだったんだけどなあ…

以前の稲穂に塗れた景観

進むとポッカリと開けた空間が見えます。

この空間もまた好きでした。

そんな新しくなったエリアを見て感傷的になりながら、更に進み続けます。

堂所山の小ピークです。私たちは下りで通ってきたのですが、写真で見るよりも傾斜がキツく、逆ルートから来た人たちでここを登るのは結構キツく感じられます。

その先も特に大きな目印なくお喋り散歩気分で歩いていくとようやく景信山に到着です。

着いた、、、!

空気が透き通っている日はここからスカイツリー、筑波山なども見えるようです。この日は気温の上昇もあってかガスがかって見えませんでした。

景信山からみる高尾市街地方面

景信山で瓶ビールを飲む。

最近太って来たね、なんてお互い交わしながら登山を進み、茶屋前で長々と二人で葛藤したんですが。

ビールの魔力に平伏して乾杯です。

そのまま小一時間小仏バス停への下山ルートを通り、この日の登山は終了。

気軽に来れてそれなりに歩けるよい山

これといって難所、急登もなく都内から気軽に来れる山っていいですよね。朝起きて外の天気が良くてウズウズして、急に思い立ったようなときでもルートを省略して来ることができますし、いろいろな使い道がありそうです。

たっぷり時間を用意して、高尾山まで縦走しきるのも良いでしょう。

今回の年末年始のだらけきった体を戻すべくリハビリがてらの登山にもってこいでした。

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