こんにちは。
今年は年始から緊急事態宣言があり、ステイホーム推奨で苦しい日々が続いておりますね。
気軽にアウトドアアクティビティもできない状況に気が滅入ります…
私は秋口の登山から腰と足首を痛め、以来山へ遠ざかっておりました。。。
腰に関してはキャンプでの事故なのですが、そのキャンプが「ザック1つで完結させる持ち物制限キャンプ」と言うことで、椅子を持っていくのをやめました。
初めてのジベタリアンスタイル(御座敷スタイル)でキャンプを行ったところ、翌日腰を激しく痛める始末、、、
あの黒いモノ(EVERNEW FP MAT)が私の座椅子です。笑
こちらは他にも得るものが多かったので後日記事を執筆しようと思います。キャンプの可能性が広がった1夜でした。
さて、そんな中の先日、コロナ対策に気をつけながら久しぶりに日帰りで登山へ行きました。最後に行ったのが10月の「棒ノ折山」。以来4ヶ月ぶりの登山。昨年の緊急事態宣言明けからハイシーズンにかけて月1〜2ペースで行き、保っていた足腰は怪我と自粛とステイホームの推奨で弱りきっているであろう。
衰えた体力を戻すべくリハビリも兼ねての山選び!!
このときによく考えることがあったので、日帰りの山を選ぶにあたっての注意事項、選び方、その他マインドについて共有したいと思います。
写真のテントはこちら。
この山に行きたい!と選ぶ前に。
冬期、コロナ禍中に山を選定するにあたり、最低限の条件を設定しなくてはなりません。
条件設定の前に、今は冬期なので先ず「雪山登山」「無雪登山」どちらの山を楽しむのかを選択しましょう。
今回私たちは「無雪登山」を選択しました。と言うのも、雪山用のギアをフルコンプしていないからです。
雪山登山は靴からウェアまで専用のものが必要となります。これまでの3シーズンとは全く異なるスタイルになりますので、くれぐれも軽い気持ちで雪山へ行かないように!ご注意ください。
今回は「無雪登山」を前提として以下条件を定めていきます。
- 先ずは各同行者のコンディションとパフォーマンス。
- オーバースペックなキツい山を選び、道中で行動不能になってしまったら大問題です。特に今回は冬期の山ですし、ここは一番慎重に選ばなくては行けない点でした。
- 日帰り可能なコースであるか。また、コースタイムに余裕があるか。
- 今回は日帰り登山となるのでコースタイムをよく考えなくてはなりません。万が一凍結や積雪があり予定以上の時間がかかってしまった場合も考慮するべきと判断しました。
- アクセス手段。
- 電車で行くか車で行くか、はたまた高速バスを使うか。冬に車で登山口へアクセスするときに気をつけなければいけないのが路面凍結と積雪です。東京周辺に住んでいると二つの条件下で運転できる人が少ないです。かく言う私も積雪、路面凍結時の運転経験がありません。
- そして感染症対策とのバランスを取りながら選択をしなければなりません。
- 積雪対応登山ギアの所持の有無。
- 麓の登山口が無雪だったとしても、標高を上げるにつれて積雪が見られる場合があります。この場合、最低でも※「軽アイゼン」もしくは「チェーンスパイク」が必要となってきます。同行者が所持しているかどうか、必ず確認しなくてはなりません。
- 時間があれば合わせてYAMAPやヤマレコなどの登山記録アプリで直近の同ルートの状況を確認するのがベストです。
- 番外として、エスケープルートの確保
- 今回は各々が久々の登山ということもあり、どういったアクシデントが起こるか想定できません。冒頭に述べた「リハビリ」の観点から、エスケープルートをいくつか把握し、どんな状況でもエスケープできる山が望ましいと判断しました。
※厳密に言うと「軽アイゼン」と「チェーンスパイク」の使用する状況は全く違うのですが、今回は割愛します。
条件が決まったらやっと山の選定です。
今回の同行者も同じく4ヶ月ぶり、リモートワークで体が衰えている。真冬の車道、積雪・凍結の運転ができるメンバーがおらず、雪山装備が完全ではない。
上記観点から以下のように設定しました。
- 累計標高差と勾配、ルート難易度が比較的初心者向けであること。
- 電車とバスでアクセス、日帰りができること。
- 積雪が少ないと考えられること。
- エスケープルートが豊富であること。
- 賑やかであろう想定できる山であること。
以上の条件から選んだのは「陣馬山」です。
「陣馬山」
様々な条件下で最終的に選択したのは相模原市に位置する名峰「陣場山」になりました。
こちらは東京からアクセスのできる親しみのある山。高尾駅からバスや藤野駅から徒歩でなど登山口までのアクセスもルートも豊富な山です。
今回は藤野駅からバスor徒歩で陣場登山口へ
入山⇨陣馬山から景信山への縦走
というルートになりました。
決定打となったのは、
- 私に昨年冬期の登山経験があり、その他3ルートでのアクセス経験があること。
- どのルートも適度な標高差であり、標高が低く積雪があっても影響が少ないと想定できること。
- 電車/バスでのアクセスが容易であること。
- 「関東ふれあいのみち」があり、残り時間によってルートを変えられること、エスケープルートが豊富であること。
- 山頂の展望が素晴らしいモノであること。
以上の観点からです。
ハイカーからしたら、かなり危なげなく置きに行った感はありますが、とにかく山に行ければどこでもいい!ようなマインドの私たちには丁度良いのです。
関東ふれあいのみち「鳥のみち」
距離 | 19.4km |
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所要時間 | 7時間05分 |
区間 | 高尾山口駅 ~ 高尾山~ 城山 ~ 小仏峠 ~ 景信山 ~ 陣場山 ~陣馬高原下 |
関東ふれあいのみちは、東京都環境局が自然公園の長距離自然歩道として定め設けられている道のことです。
東京都内は今回のコースを含め5コースあり、難易度も低く、歩きやすい道が多いです。
今回はこの「鳥の道」コースの「陣馬山〜景信山」の区間を歩く想定です。
もしコースタイム以上の歩行で時間に余裕ができたら、景信山から小仏城山、高尾山まで足を伸ばし、縦走を続けられる点、終着点の高尾山は暗くなっても比較的下山が安全である点、
このルートには様々なメリットがあります。
終わりに
冬期の山選びはその他3シーズンにはない危険が存在します。低山とはいえ、夏の高山同等に細心の注意が必要です。
しかし環境、季節、個人によって山選びの条件は様変わりします。私のこの選び方はあくまで1例ですが、”こんなマインドもあるよ〜”くらいでご参考ください。
皆様が安全に、より良い登山を行えますように!