13Mountain / How Do You Feel? Camp & Hike

NatureHikeのよく見るあの型(Cycling 1 Ultralight Tent 20D)購入したからテスト。

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NatureHike Tent

2018年ごろに彗星のごとく日本に現れたコスパ最強と名高いNatureHikeのテント。

気になってはいたものの、ちょっと失礼な話中国製のテントは耐久面や安全面で不安なところがあって、なかなか手を出せずにいました…。登山、キャンプにとってテントは大事なライフライン。レビューや情報が少なく、品質が定かではありませんからね。

そんな中、2020年10月、伊藤忠商事がNatureHikeの独占輸入権を取得し、オフィシャルの代理店となりました。

NatureHike Official Online

同時にJAPAN official siteの設立。Amazon並行輸入品の在庫がなくなる前に、、、!と不安を余所目に駆け足で購入しました。きっと品質面でのテストも重ねているのだろうし、日本での基準をクリアしていると大手商社に勝手な信頼を寄せてw

そんなNatureHikeのテントCycling 1 Ultralight Tent 20D →この商品名、全然出てこないんですよね。Amazon・楽天で販売している表示にもないし、、、オフィシャルサイトから確認してやっと判明しました。笑

登山とキャンプ二種での使用を想定し、山間部と平地で実地テストをしました。


Cycling 1 Ultralight Tent 20D

私が購入したのはCycling 1 Ultralight Tent 20Dというテントです。その名の通りウルトラライト。色は「ネイビー」。ブランドロゴの主張も控えめで良し、深い色に長々と一目惚れ、迷わず購入。他にも水色や赤などのカラーバリエーションがありました。

水色は友人のファブが購入。笑

この日キャンプ初挑戦のファブ、記念すべき1つ目のテントの設営をお手伝いしましたが、説明しながら難なく完了。初心者も簡単に貼れる設計で安心ですね。

では、基本スペックをまとめてみましょう。

スペック

[シーズン]4シーズン
[サイズ] 205cm(長さ)95cm(幅)110cm (高さ)
[収納サイズ]  400mm×150mm×150mm
[素材 ]<フライシート>20Dナイロンチェック柄(防水シリカゲル生地)
<インナーテント>20Dナイロンシリカゲル生地。高密度B3ナイロンガーゼ
<グラウンドシート>150Dチェック柄オックスフォード布
<フレーム>7001航空アルミポール
[分類]     吊り下げ自立式のダブルウォール
[付属品] 付属品:固定ボタン、ロープ*2、ペグ*8、専用グランドシート
[重さ]1450g
[耐水性]<フライシート>PU4000mm 
<アンダーテント>PU4000mm(20Dナイロンチェック柄)  
[カタログ外の追記]・ベンチレーション:上部に有り
・付属のペグはジュラルミンペグ
・入り口数:1
・前室:前面後面に有り

凄まじいぞ!!!!

スペックを見て正直なところ、これが真実だったら全部が凄い…!

まず、前提として1万円と少しで購入できるテント。他の人気ブランドのテントhじゃピンキリですが大体安くて4万円〜。この時点で他を凌駕しているのですが、金額に比例してスペックが下がる安かろう悪かろうでは大問題。

金額面を鑑みて比較していくと、このテントは4シーズン対応、自立式ダブルウォールの仕様で1450gは凄まじい。ギリULテントにカテゴライズされますね。NEMOやビッグアグネス、ZEROGRAMなど他のUL系テントに引けを取らない軽さ。耐水性も申し分なし。収納サイズもザック次第では30Lに外付けせずに収まる…!

そして地味に嬉しいのがフットプリント(グランドシート)が付属している点ですね。実際にフットプリントに関してはタイベックシートと使い分けて利用してます。ただのキャンプだったら荷物置きにどちらか利用して、とか。

勿論不安な点もあります。

まず、4シーズンとはいえスカートがついていないので、厳雪期のアルプスなど過酷な状況下での使用は難しい。フライシートとインナーテントの隙間が多少なりともあるので、たまに隙間風が入って来ます。※張り方で少しは軽減できます。

あとは高さ。110cmが天辺だと思うので、身長によっては座っても頭が天井に付くかもしれないです。長くテント内に滞在することが想定される雪中だと窮屈になるかもしれません。とはいえ前室が広く設定してあるので調理や荷物整理は問題なし。

実際に使用してみた。

ベンチレーション

ベンチレーションはサイドに1点。外側からしか操作できないので設営時に立てておくことが良いかも。急な悪天候に外に出て操作をするのは面倒と考えると設営時に上げておくのが吉。

耐水撥水性

耐水、撥水の具合について、今回は夜露朝露での撥水チェックです。

寒暖差のある冬季でのテストにより、夜露はビッシリついていました。このように、水滴を綺麗に弾いてくれています。

この水滴はテントをバサバサと叩き、ある程度の水滴を落としてから日の照る場所で数時間干したら完全に乾燥しました。

キャンプでの使用であれば、朝の片付け時に行うだけで問題ありませんね。

登山の夜間早朝撤収時はフライシートを取り外し、バサバサと水滴を落として仕舞い、帰宅してから当日中に乾燥ですかね。、少し手間ですが、小さいテントなので風呂場で乾燥できました。

インナーテント

インナーテントはメッシュになっています。

出典:Amazon

このインナーメッシュのメリットって地味に大きいけど、デメリットばかりが語られ、メリットがあまり語られていないのが不思議なところ。

言われるデメリットは使用してみて”大概問題ないかな”と感じた結果になりました。

インナーがメッシュ素材によって、そもそもインナーテント自体に結露が発生しない。フライシートに発生する結露が溜まって落ちてくるっていうのも、スカートなしなので隙間風のおかげで基本的に問題なし。イコール中もそれなりに寒いってことだけど…。一応高密度なメッシュに多少の撥水機能がついている?のでフライシートの結露はある程度弾いてくれる。

この高密度なメッシュってのが凄いと感じてます。弾くんですよ。水滴を。撥水機能と言っていいのか分かりませんが。

そして季節外ですが、メッシュのみで自立するので夏はこれだけで寝ることも可能。(涼しいけど、個人的に外見えるのは怖い)

これらに関してはいろいろな人の意見があるので一概には言えません。あくまで個人的な見解です。インナーメッシュ論争なんて起こしたくありませんから…

しかしまあ、これなら撤収時も睡眠時も安心なんですよね。

と、インナーテントの独立画像を見てお分かりの通り、形がアシンメトリーです。微妙に左右で高さが違うので、高い方を頭にして寝ると良いでしょう。(インナーそこのロゴ側ですね)

ちなみにこの日はグランドシートにタイベックシート、付属のグランドシートは荷物置きに利用してます。

総括

とりあえず、写真を見てください。

発光するネイビーが美しい!  以上。

  

  


とまあ、マジレスするとUL並の軽さを持ちながら耐久面、撥水面も問題なく、これまで敬遠していたのが馬鹿らしく感じるほど良いものでした。

何より安価なのでガシガシ使える点。壊れるまで存分に使い倒せます。防水性能が低下して来たとき、フライシートをテント専門の防水加工業者に頼むか新しいのを買い直すか悩むところですね。

また、巷で問題になっているテント盗難問題も安価であることにより盗まれるショックは軽減されると思ってます。何よりそんな盗難にあう世界がなくなることが一番ですが、キャンプブームがそういう方々を呼び寄せているのも事実……。あくまでNEMOやZEROGRAMなどと比べれば、です。盗まれるのは勿論ショックですが、軽減措置としてもアリかと。

良いテントを買いました。

OEM最高!!!

ちなみに合わせて寝具事情も執筆してます。こちらも良ければどうぞ。

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