Xiaomi Mi WatchをHikeで
ほい、先日記事に書きましたXiaomi製の「Mi Watch」
スポーツワークアウトの機能がいろいろと搭載されていることから、”登山にも流用できるのではないか”と。
そもそも”トレッキング”・”ハイキング”・”トレイルランニング”の三つのワークアウトがありますし。
そんなところで、登山での使用について、所感をお伝えします。
スペック
まず、プロトレックやSUNNTO、ガーミン等と比較できるようなスペックじゃないです。
それだけは先に言っておきます。
あくまでYAMAPやヤマレコでログを取りながらの補助的な立ち位置としての使用を推奨。
健康管理メインで毎日つける時計で登山までカバー出来たら最高だよね、ということで。
ワークアウト ログ
先日訪れた木曽駒ケ岳で録ったトレッキングのログ詳細を参考に説明していきます。
様々なカテゴリの記録が縦スクロール一括で記録されています。
そのカテゴリ別にクローズアップしてくと
まずは軌道マップとその他全体の記録数値。
こちらはYAMAPやその他ログアプリ同様に?(YAMAPしか使ったことないから細かいことはわかりませんが)
累計標高や下降、消費カロリーや時間・速度など詳細がわかるようになっています。
このアプリ同様の数値に加えて平均心拍数が取れるのがこの時計の魅力ですね。
また、べた塗りのマップから地形図に切り替えるとこができ、こちらの方がわかりやすい。
グーグルアースに軌道を色塗りしていく形式で、ラインが太すぎてちょっとわかりずらいかも。ただ割と正確に録れているなぁ、といった印象。
山名などはべた塗りマップの方のみ記載してあるので必要な情報によって使い分けることが望ましい。
クローズアップしてみても千畳敷駅がしっかりと写ってる。ここがスタート・終了地点。
次のカテゴリとして、速度の記録。
この見方は恐らく、1キロずつ区分けされていて、その区間の速度を示している模様。なぜか3~4km区間がものすごく早い。多分ピストンの戻りで撮影もせず黙々と進んだのでしょうw
この速度をより正確に測定したいのならば休憩中は一時停止することが望ましいかな。が再開を忘れる恐れと手間から私は一度も止めません。
その次はケイデンス。
( ^ω^)……なんか聞きなれない言葉だし、自転車みたいだな。
時間帯によって歩数の分布図が展開されているので”あ、このあたりで休憩したんだろうな”くらいはわかるけれど、その他この図の運用用途はまだわからない。歩数と平均ストライドだけ数字で分かればよいかな。
⇒だれかこの分布図の良い運用用途がありましたら教えてください!
次は高度の記録。
千畳敷カールから乗越浄土までの上り下りが奇麗に。殆どが稜線で、つくづく良い山だなぁと実感。
ただ最大標高が2842mとなっているが、木曽駒ケ岳の標高は2956m。少々誤差が目立つ結果となった。目安程度に捉えることが吉ですね。
心拍数について
この最大心拍数と前項目の標高の最大値が同じ場所なので、最後の急登が乱れたんだなぁ。
最後の木曽駒ケ岳山頂直下、これを登り終えたらキツイのは終了、と考えて前へ前へと無意識に急いでしまったんだろう。山頂で休憩するだろうから息切れも厭わない。
これは改善したほうがいいね。どんなシチュエーションでも焦らず一歩一歩進まねば思わぬ事故に繋がる。
反省。
最後にワークアウトパフォーマンス
これはワークアウト全体の総評、ですかね…?
どうやら私の山行は改善が必要とされている模様。
最大酸素摂取量:これって数字に対して何がどうなのか、ちゃんと調べたら面白そう。体力や山行のパフォーマンス改善に役立つ予感!ちゃんと調べて運用してみます。
そして回復時間が付いているのは疲労の休息を取るにあたり良い目安。確かにその夜寝て、次の日仕事へ行き、帰ってきたらものすごく疲れて早く寝た記憶……
時間的に正しいかわからないが、回復時間は割と目安になるんじゃないかと思いました。
その他登山に役立つ機能
■高度計・気圧計
高度は海抜として表記される。現在標高25Mということ。
気圧はもちろんヘクトパスカル(hPa)。登山中気圧計の運用はまだできていません。
■方位角計
方位計もヌルヌルサクサクで、かなり優秀な印象を受けました。
■カメラシャッター
これ、すごく便利な機能で、Bluetoothで連携しているスマートフォンのシャッターを時計で押せます。
山頂に誰もいなくてインカメラで自撮りするよりも良いかもしれないな、と。もちろん山以外でもいろいろと重宝する機能ですね。
■防水
5ATM 耐水。
防水機能
まず、この時計は5ATM 耐水だそうです。
それって何ぞや!!と他の時計と比較しながら見たところ
50m防水やら5気圧やら時計の防水性能表記がバラバラなのに気付いてしまった。
もう、更になんぞや。
Miwatchの5ATM、これってどの程度まで使えるの?
風呂は入ってよいのだろうか。
そしてCMでガンガン水泳しているAppleWatchは50m防水
AppleWatchの防水性能ってすごいんじゃ、、、?
モヤモヤしながら水濡れを避けるのもアレなので調べました。
防水は水圧を示す気圧で定義されていて、10mの深さの水圧が1気圧(Barもしくはatm)
と考えればよいみたい。
30m防水/ 3気圧 | 3気圧 | 日常生活防水(雨や汗などの水滴)に耐えられるレベル※シャワーやお風呂、プールなどには適さない。 |
50m防水/ 5気圧 | 5気圧 | 水場仕事やスポーツ(水泳、船関係)に耐えられるレベル |
100m防水 / 10 atm | 10気圧 | ウォータースポーツ(サーフィン・シュノーケル・ボート)素潜りに耐えられるレベル |
200m防水 / 20 atm | 20気圧 | 水上スポーツ・海洋活動・素潜りに耐えられるレベル |
となると
シャオミの5気圧とAppleWatchは50m防水は同じということになる。
…表記統一してくれよ。
シャオミの商品ページには下記のように記載がありました。
5ATM 耐水:
この定格は、GB/T 30106-2013「時計学 – 耐水腕時計」の試験基準に準拠しており、中国国家時計品質監督検査センターによる試験に合格しています。Mi Watch の耐水性試験報告書番号は QT2009038 です。耐水性は 5ATM(水深 50 メートルに相当)です。シャワー、水泳、浅瀬での水泳をしている間は着用できますが、サウナやダイビングをしている間は着用できません。耐水性は永続的ではなく、時間の経過とともに低下する可能性があります。
Xiaomi Japan公式
うーん、
「耐水性は永続的ではなく、時間の経過とともに低下する可能性があります。」
これ、永続的ではないってところが少し気になりますね。いつか浸水するってことか…
私は気にせずmi watchをガンガン濡らしていきます!
とまあ各時計にある耐水性の謎が少しだけ解けたような気がしました。
結果登山には使えるの?
結論から言うと、補助用としては申し分ない仕様です。使えるし、これからも毎度使っていきたい。
でもやっぱり山に登るという行為上、最も重要な項目の一つ「高度の誤差」はどうしても見逃せないです。
とはいえ同時にYAMAPでログを録っていたのですが、そのログはGPSが一時不安定で宝剣岳に登っていないことになってますw
その点こちらのGPSは正確に記録していたので一長一短かなぁ。
YAMAPのコミュニティやスマートフォンでのログの正確性、踏破した山のコレクションなどその他オプションを見てしまうと切り替えるまではいかないし、両方で記録を録り使い分けることが一番良いのかな、と感じました。
元の時計全体的な所感の記事はこちら。