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Mt.Amigasa
film log
これは管理人が山に繰り出してはフィルムカメラで写真を撮り、コツコツとメモに登山日記を書いていたものを合わせた登山記録。
従来の登山レビューとは異なった、何の役にも立たない私の日記である。その山の雰囲気と私たちの登山スタイルだけでも伝われば御の字。
編笠山 登山
晴れ
編笠山は、八ヶ岳中信高原国定公園に指定されている八ヶ岳最南端の山。標高は2,514mで山梨県と長野県の県境に位置します。山裾の長いゆるやかな傾斜が、まるで編笠をかぶせたような形になっていることからそう呼ばれているそうです。
【7合目登山口までのアクセス】
・中央道 小淵沢ICー八ヶ岳高原ラインー県道618号観音平下久保線ー観音平駐車場
※観音平下久保線は11月末~4月末まで冬季閉鎖されます。
【観音平駐車場】
駐車台数:20台
料金:無料
トイレ:あり
ちなみに八ヶ岳最北端は「蓼科山」
こちらも日帰り可能な日本百名山です。
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登山までの道のり
兼ねてより登山をしようと話していた幼馴染み(幼稚園から一緒の友達)と
遂に一緒に登山をすることに。
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キッカケはまた、Instagramの一件のコメント。
僕は昨年から登山を始め、Instagramで定期的に撮ったフィルムをポストしていた。
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そんな中、幼稚園からずっと付き合っている友人から
ある連絡が届く。
「自分も職場の先輩たちと登山をしている」
予想外だった。
彼(以下、さて)のインスタから得る情報からは、
登山をやっていることは読み取れなかったからだ。
だいぶ長いこと会ってない間に、お互い登山を始めてた。
そんな素敵なことが他にありますか。
驚きと嬉しさを隠せなかった。
以前から「キャンプを教えてくれ〜」とラブコールが何度かあったが、実際キャンプ決行には至れなかった。
登山こそ。登山こそは。
絶対に行こう、そんな強い気持ちだった。
僕と、翔平と、さて
共通の、というか学生時代に常に一緒にいた三人。
登山はやろう。そう決意し計画を立てた。
生憎翔平は予定が合わず来れなかったが、決行。
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遂に梅雨明け、晴れ予報。
心を踊らせながら前乗り。
夜が明け、起床時間より一時間寝坊し、開始。
登山スタート
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気持ちの良い樹林帯が続く。
木漏れ日が愛しい。
晴れの樹林帯は、余程森林が深くない限り
このような永遠の木漏れ日道を歩ける。
これは登山の醍醐味だと思っている。
願い続けやっと晴れた、
梅雨明けなのか、はたまた合間なのか
それはわからないが
「 2019.夏山初め」 と言う言葉に相応しい。
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小休憩を挟みながら、進んでいく。
お互い運動不足が足腰に響く。
隣にはいつものbuddy22とswing(L)
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今でも現役として山に連れて行ってる便利な二つ。
日を浴びて、なんだか嬉しそうだ。
小休憩を繰り返しながら、樹林帯を進んで行く。
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さてはペース配分がとても上手い。
息が切れない程度の歩行速度が心地よかった。
休憩がピクニックみたいに感じる。
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そのまま引き続き進む。
いつも自由に駆け回って写真を撮っていた私。
この日はおとなしく一定ペースを守りつつあった。
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途中、進めど進めど虻に遭遇。
お尻をメインに刺される(本質は噛む)
決して立ち止まること、
ましてや振り返って写真を撮ることなど許されない。
止まるとアブは私達の体に止まるからだ。
アブは親の敵かのように、しつこく追ってくる。
お互い交互に前を歩き、お尻のアブチェック、
叩いてチェンジ。を繰り返していた。
.
今日の登山のbuddyがさてで本当に良かった。
僕は常々思っていた。
ペース配分を間違えて休憩してたら
今ごろキズだらけだったはずだ。
彼のリードするペースに乗りながら、
ジワジワと高度を上げる。
展望が良くなり、麓が良く見える。
こんな景色が見えるようになってきたらゴールはもうすぐ。
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森林限界が近付き、
進むと遠くにザラつきのある山頂標識。
そのまま難なくゴールイン。
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快晴だ。
南アルプスを臨む、信州を臨む、
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あちらには南北に続く八ヶ岳の波波が。
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景観が素晴らしい南八ヶ岳最南端。
しかし風が強い。
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![](https://13mountain.com/wp-content/uploads/2021/01/000025-1-1-1024x722.jpg)
体感温度が低め、すかさずウィンドシェルを羽織った。
岩場だらけでガス炊飯不可の為
割りと手短に滞在し、
下山ルートへ向かった。
下山〜終わりに
山頂直下には、
遠い呑み屋「青年小屋」
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登山ルールとして、小屋入りは最低16時まで。
夕方から呑み屋と化し、
疲れ切ったハイカーたちを歓楽の夜へと誘う。
登りで困憊しきった体へ注ぐアルコールは
いつもより回りが早い。
あっという間に頭がピラピラする。
そんな盛り上がりを見せながらも
早朝には起き、身支度を済ませ
近くの編笠山か権現岳にてご来光するのであろう。
遠い呑み屋、長いようで短い夜。
想像するだけで美しい景観。
そして美しい生の宿り、
人工物の少ない山では、都会では感じられない
美しさが多く存在するんだね。
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アブさえいなければ、、、
なんて言葉が出ないくらい
惣じて美しく楽しい登山。
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権現岳に行くついでにまた再訪すると思う。
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