
こんにちは、13mountain編集部です。
軽量・快適・自由な登山スタイル「UL(ウルトラライト)」。最近は韓国ブランドCAYLや米国ZpacksなどUL系ブランドも人気ですね。でも「何から揃えるべき?」「実際どれが必要?」という声も。
今回はUL登山を始めたい初心者向けに、必要最低限のギアと注意点をわかりやすくまとめました。
目次
UL(ウルトラライト)登山とは?
「できるだけ荷物を軽くし、楽に・速く歩く」スタイル。
山行スピードが上がり、疲労や怪我リスクが減ります。ただし軽量化しすぎると安全性が落ちるため、“取捨選択”が最重要。
UL登山の基本ルール
- ベースウェイト(食料・水以外)5〜7kg以内
- テント泊でも10kg以内を目指す
- 装備1つ1つの“役割”を明確に
UL登山初心者がまず揃えるべき最低限ギア5選(詳解)
1. ULザック(容量:30〜40L)

ULスタイルの最初の投資ポイント。
背面フレーム無し or 軽量フレーム、ポケット多め、ロールトップ型が定番。
✅ 選び方
- 容量は30〜40L(UL装備前提)
- 荷物が少ないなら25Lでも可
- 背面パッド無し or 着脱式推奨
- サイド・フロントポケットで行動中の利便性UP
📌 おすすめ例
- CAYL「MARI」(約523g)…街・登山兼用◎
- Zpacks「Nero Ultra 38」(約374g)…軽さ特化
- Hyperlite「2400 Southwest」(約850g)…耐久性重視
2. ULシェルター(タープ or シングルウォールテント)

最も重量削減できるギア。
タープ泊=自由度高、テント=安心感あり。初心者はシングルウォールテント推奨。
✅ 選び方
- タープ:300〜500g、設営自由
- シングルウォール:400〜700g、結露対策必須
- 2人用でもUL向けモデルあり
📌 おすすめ例
- Zpacks「Duplex」(540g/2人用)
- Six Moon Designs「Deschutes Plus」(450g/1人用)
❗ 注意
- シングルウォールは「換気必須」
- タープ泊は「虫・獣対策」が必要
3. キルト型シュラフ
封筒型の超軽量寝袋。
足元ドローコード式で通気・防寒調整が簡単。春〜秋に最適。
✅ 選び方
- 使用温度帯(5℃/0℃対応)
- 化繊よりダウンがおすすめ(軽量&圧縮性)
📌 おすすめ例
- Enlightened Equipment「Revelation」(450g/20℉)
- Sea to Summit「Spark SpI」(340g)
❗ 注意
- キルト+軽量マット=冷え対策を忘れず
- 秋〜冬は封筒型シュラフ+防寒着も併用
4. クローズドセル or 軽量マット
身体と地面を遮断=快眠・防寒の基本。
ULではクローズドセルマット(折りたたみ式)が定番。
✅ 選び方
- 軽量最優先→クローズドセル
- 快適性優先→インフレータブル
- R値2.0以上が春秋の基準
📌 おすすめ例
- Therm-a-Rest「Z Lite SOL」(410g/R値2.0)
- NEMO「Tensor Ultralight」(360g/R値2.5)
5. カーボントレッキングポール
転倒防止+シェルター設営兼用。
カーボン=軽量・折り畳み可が◎。
✅ 選び方
- 1本120〜140g目安
- 折りたたみor分割式がUL向き
📌 おすすめ例
- Black Diamond「Distance Carbon Z」(280g/ペア)
- Leki「Micro Vario Carbon」(450g/ペア)
❗ 注意
- ULザック+ポール=必須
- トレランポール兼用も◎
UL登山のリスク&注意点(必読)
- 気温・天候の急変に弱い
→ 防寒着・レインウェアは削らない - 水・食料の補給計画は必須
→ 過信NG。浄水器持参。 - 体力・経験が求められる
→ 最初は日帰り〜1泊で試す
✅ まとめ|UL登山で最低限揃えるべき5ギア
アイテム | 必須理由 | 価格目安 | UL度 |
---|---|---|---|
ULザック | 軽量化の要 | 30,000〜60,000円 | ◎ |
ULシェルター | 夜間装備の軽量化 | 40,000〜90,000円 | ◎ |
キルト型シュラフ | 快適+軽量 | 30,000〜70,000円 | ◎ |
軽量マット | 地面からの冷え対策 | 5,000〜30,000円 | ○ |
カーボンポール | 歩行・設営補助 | 10,000〜30,000円 | ◎ |
▼ 参考リンク(最新)
Mariのザック記事はこちら。