NatureHike
アルコールストーブ実地テスト
タイトルの通り、やってきました!
陣馬山の山頂でNatureHikeのアルコールストーブの実地テスト。
個人でアリババ(Ali Express)から輸入し、3ヶ月待ったこの商品。注文は確か11月の頭、、、「11月の三連休奥多摩キャンプに間に合えば御の字、最悪間に合わなくても年末年始のキャンプがあるし大丈夫か〜」なんて気持ちで購入し、いつまで経っても届かず。結局どちらのキャンプでも使用できませんでした。
半ば諦めかけ(忘れかけ)てた2月。突然ポストに入ってました。ここまでくるとなんだか得をしたような、突然のサプライズで嬉しい気持ちです。
ありがとう、アリババ。ありがとう、NatureHike。
NatureHikeとは
Naturehikeはその名の通り山岳ギア中心に展開している中国のブランドで、突如市場に現れコスパ最強とを名高くキャンプ・ハイク界隈のフリーク達を唸らせ続けています。
最近だと2020年秋に伊藤忠商事が独占輸入権を取得し話題になりました。
Naturehikeジャパンのオフィシャルサイトはこちら。
冒頭のPRムービーがめちゃくちゃイケてます。チルだな〜なんて思わせ仲間とCampに行きたくなるムービー。コスパだなんだって言われてますが、価格面以外でも立派なアウトドアブランドですね。
ちなみに同じく中国製の「3F UL Gear 」と言うブランドのザックを購入し、先日ロングトレイルでテストをしてみたのですが、これまた良いです。こちらは後日にでも。
アルコールストーブ
いざ届いてみて「意外と大きいな」と言う第一印象。これは恐らく私のメイン携行品”Snowpeakチタンマグ450”には入らない。EC掲載のサイズ感ってやはり大事ですね。
とは言ったものの”Snowpeakチタントレック900”には丁度良い感じで収まるのでOK。
この、なんと言うんでしょう。別々のブランドの商品が見事にうまくスタッキングができると嬉しい気持ちになりますね。「あ、これいいな!」と買ったものが偶然シンデレラフィットをする現象。この現象に名前をつけたい。
私の山様式では、このサイズ違い二つのチタンカップがあればどんな昼食も可能にしてくれます。(中国和訳みたいな文言になってしまった)
スノーピークはチタンシングルマグの知名度がずば抜けて高く、その影にひっそりと展開されている大容量チタントレックシリーズ。他にはエバニューのチタンマグやデミタスカップなどがハイカーにとって一般的ですよね。
こいつもOD缶500を入れてもまだ収納に空きがあるのでなかなか便利ですよ。私はOD缶500にギガパワーストーブ”地”を入れて携行してます。
ディテール
袋を開けてみると大きく2つに構成されてます。五徳とアルコールストーブのセット。専用五徳がセットでついてくるのは地味に嬉しい〜。いや、めちゃくちゃ嬉しい!!アルコールストーブ単体だけだと、別途このアルストにフィットする五徳を調べながら探す必要がありますからね、、、
手間も省かれ届いてすぐ使用できるのは大きなメリットです。
付属の五徳の安定感はと言うと、、、!
Snowpeakチタントレック900がギリギリで置ける。少し動かすと滑って傾いてしまった…。
そしてさっきから隣にチラチラと映り込んでいるヤツ。一応追加で購入していた風防兼五徳?(単品での五徳使用は強度的にこのサイズは難しいかも)、LIXADA(読み方不明)の中国製風防を装着。
ブランド名を模って穴が開いているので、ここから空気が入り燃焼率UP、ブランドPRも兼ね備えてくるあたり抜かり無いですね。笑
風防の高さも絶妙で、サイズ感ぴったり。これはまた嬉しい。重ねると専用器具かのように、すれすれのところでフィットしました。
直径のフィットはしたのですが、高さで数ミリ単位での誤差が発覚。
この程度の誤差であれば火元と離れすぎて、、、って失敗は起きないのでセーフ。
最後に、チタントレックがギリギリ置ける五徳の直径であることから不安定で湯沸かしが不安…を解決するべく、「ユニフレーム バーナーパッド」を重ねます。
バーナーパッドはSサイズ。ちょうどいいサイズです。
あとはアルコール燃料を入れて着火するだけ。このまま沸騰を待ち、無事ラーメンにたどり着くことが出来ました。
最後に付属の蓋の火消蓋を。
火消蓋としての機能だけでなく、ロゴが入っている天面をスライドして火力調整が出来ます。つくづく便利な蓋。
これも付属してくるのは嬉しいですよね。
アルスト…メッチャありだった。
ガスにしろアルコールにしろ、山で食う札幌一番塩ラーメンは最高!!!
初めて燃料を変えて率直に思ったのが、
アルスト意外と手間かかって楽しい!でした。
肌感ですが、やはり火力はガスに劣ります。日頃から使っているギガパワーストーブ”地”(風防なし)と比べても沸騰までも時間が長く感じます。
ジェットボイルを使っている方は遅くてストレスを感じるかもしれませんね。
とはいえ1日に何時間も歩く山行の中でのほんの数分程度。きっと気にならないと思いますし我慢もできると思います。そんな数分をも惜しいほどカツカツな登山計画は今すぐ見直すべきです。
ギアに対する愛着も人一倍、手間がかかるほど愛おしい、って思える人や、沸騰を待つ時間が長い分、その待ち時間をも楽しむ気持ちで居られる人ならきっと良い相棒になるでしょう。
選択肢の一つとしてはかなりアリだと思いました。
また、アルストの導入に当たって、ガレージブランド各社で魅力的なアルコールストーブが展開されていたり、アルミ缶を使ってアルコールストーブを自作する案もあります。
勿論どちらもかなりイケてますし、いろいろな観点で見ていくとそのチョイスの方が良いかもしれません。ロマンに溢れてますしね。
今回のようなモデルは、手っ取り早くアルコールストーブを使いたい人にお勧めかな、と思います。
僕は奥多摩や高尾エリアの低山ゆるゆるハイクでゴリゴリ使っていこうと思います。
良い買い物でした〜〜。
山で実地テストはこちらも。