こんにちは。
またまた買ってしまったんですよ。NatureHikeのテント。今度は二人用を。
と言うのも、FUJI&SUNと言うイベントが富士山の周りで開催され、そのフェス用に新調した感じです。
キャンプフェスというと車で行くのがセオリーなイメージですが、新幹線新富士駅からフェス会場へシャトルバスが運行されていることを知り、初めて新幹線とバスでフェスへ行きました。
宿泊はもちろんキャンプイン。新幹線でのアクセスなので持ち運ぶとなると登山のような装備。全ての道具をザック1つにまとめなければなりません。私のザックの容量は30Lか48L、終始公共交通機関を使うことを考慮すると30Lでいきたいところです。
ぴったりこいつがいるじゃーん!(Cycling 1 Ultralight Tent 20D)とも思ったのですが、今回は恋人と2人で参加。同じような型の一人用テントを購入しテント×2で行くか、POLARのツーマンテントで行くか。
どちらにせよ総重量が3キロを超えそうだったので、ちょうどいい2人用テントを1本新調することにしました。
ちなみにCycling 1 Ultralight Tent 20Dは1.5kg×2で計3kg、POLARのツーマンテントは約3.5kg。どちらもザックに入れて行くには重い、、、
そんなこんなで、そこそこの居住性能があり、ザックで持ち運べる小さな収納サイズで軽い2人用のテントを探しました。
改めて、「NatureHike」
2018年ごろに彗星のごとく日本に現れたコスパ最強と名高いNatureHikeのテント。※ブランド設立は2013年だそうです。
あの頃は業界がザワつきましたよね。「安すぎるけどこれ本当に大丈夫なんか?」やら「またAMAZONの偽物系でしょ」やら。当初はそんなマイナスな声の方が多かった気がします。
気になってはいたものの、ちょっと失礼な話中国製のテントは耐久面や安全面で不安なところがあって、なかなか手を出せずにいました…。登山、キャンプにとってテントは大事なライフライン。レビューや情報が少なく、品質が定かではありませんからね。
私も当初はこんなことを思ってました。
そんな中2020年10月、伊藤忠商事がNatureHikeの独占輸入権を取得し、遂に日本にオフィシャルサイトが設立されました。国内大手商社が代理店を務めるとなると、途端に品質に問題ないように見える不思議。(実際にないんだけどね。きっと品質管理も日本向けサービス基準に合わせ向上しているだろうし)
とはいえクチコミはピンキリ。だいぶどっぷりNaturehikeに浸かっている身になって分かったけれど、”個人使用の結論として、金額を鑑みても品質問題は一切ないです。”と言い切りたい。
テントから始まり、ダウンパンツやソックス、アルストなど様々な製品を使ってみた結果概ね使い勝手が良く、UL寄りな製品展開も有り難い限り。ということで今回も勢いで購入しました!
Cloud Up 2 Ultralight Tent 20D
私が購入したのはCloud Up 2 Ultralight Tent 20Dというテント。その名の通りウルトラライト。またまた山岳テントです。色は上の写真と同じく「グレー」。ブランドロゴはサイドに1点、カラーリングはM○R社の某テントと酷似しています。。。他にも水色や赤などのカラーバリエーションがありました。
JAPAN限定カラーでコヨーテもあるみたいです。
では、基本スペックをまとめてみましょう。
スペック
Cloud Up 2 | |
[シーズン] | 4シーズン |
[サイズ] | (60+210)cm×125cm×100cm |
[収納サイズ] | 400mm×130mm×130mm |
[素材 ] | <フライシート>20D Silicone Nylon(防水シリカゲル生地) <インナーテント>20Dナイロンシリカゲル生地。高密度B3ナイロンガーゼ <フロアシート>20D Silicone Nylon <グラウンドシート>150Dチェック柄オックスフォード布 <フレーム>7001航空アルミポール |
[分類] | 吊り下げ自立式のダブルウォール |
[付属品] | 付属品:固定ボタン、ロープ*2、ペグ*8、専用グランドシート |
[重さ] | 1720g |
[耐水性] | <フライ>PU4000mm <フロア>PU4000mm |
[カタログ外の追記] | ・ベンチレーション:上部に有り ・付属のペグはジュラルミンペグ ・入り口数:1 ・前室:入口に有り |
うん、いい感じ。このテントスペックを見る限り特に文句はない。ALL OK。
今回もフットプリント(グランドシート)が付属している点。嬉しい。
勿論不安な点もあります。
まず、4シーズンとはいえスカートがついていないので、厳雪期のアルプスなど過酷な状況下での使用は難しい。フライシートとインナーテントの隙間風はCycling 1 Ultralight Tent 20Dよりも少なくなった肌感です。
あとは高さ。100cmとCycling 1 Ultralight Tent 20Dよりも低くなりました。これは頭がインナーテントの天井に付きます。前室も肌感ですがCycling 1 Ultralight Tent 20Dよりも少しだけ狭くなった印象。とはいえ中が広いので荷物整理は問題なし。雨天時の調理がしにくいくらいかな。
ちなみに持っているCycling 1 Ultralight Tent 20Dとスペック表を比較してみました。
Cycling 1 | Cloud Up 2 | |
[シーズン] | 4シーズン | 4シーズン |
[サイズ] | 205cm(長さ)95cm(幅)110cm (高さ) | (60+210)cm×125cm×100cm |
[収納サイズ] | 400mm×150mm×150mm | 400mm×130mm×130mm |
[素材 ] | <フライシート>20D Silicone Nylon(防水シリカゲル生地) <インナーテント>20Dナイロンシリカゲル生地。高密度B3ナイロンガーゼ <フロアシート>210T Polyester <グラウンドシート>150Dチェック柄オックスフォード布 <フレーム>7001航空アルミポール | <フライシート>20D Silicone Nylon(防水シリカゲル生地) <インナーテント>20Dナイロンシリカゲル生地。高密度B3ナイロンガーゼ <フロアシート>20D Silicone Nylon <グラウンドシート>150Dチェック柄オックスフォード布 <フレーム>7001航空アルミポール |
[分類] | 吊り下げ自立式のダブルウォール | 吊り下げ自立式のダブルウォール |
[付属品] | 付属品:固定ボタン、ロープ*2、ペグ*8、専用グランドシート | 付属品:固定ボタン、ロープ*2、ペグ*8、専用グランドシート |
[重さ] | 1450g | 1720g |
[耐水性] | <フライ>PU4000mm <フロア>PU3000mm | <フライ>PU4000mm <フロア>PU4000mm |
[カタログ外の追記] | ・ベンチレーション:上部に有り ・付属のペグはジュラルミンペグ ・入り口数:1 ・前室:前面後面に有り | ・ベンチレーション:上部に有り ・付属のペグはジュラルミンペグ ・入り口数:1 ・前室:入口に有り |
こう見比べてみると、スペック上1人だろうと2人だろうと大きな違いは見られない印象。ですが数字の部分で少し不可解な部分があります。。。
- サイズが大きいcloudup2の方が収納サイズが小さい
- →フロアシートの生地の違い? 210Tと20D
- だが重さは300gほどcloudup2が重い。
- →幅の分岐時面積とポール長さは増えているから、、、?
- フロア耐水性の違いは生地性質の違い
こうもスペックが変わらないなら比べなきゃよかったです。
…登山での300gはでかいから。…ネイビーかっこいいから。
こう言い聞かせて使い分けていこうと思います。
さて、cloudup2を実際に。
ベンチレーション
ベンチレーションは背面に。こちらも外側からしか操作できません。
ちなみに「アップグレード版」といのはベンチレーション窓とガイロープの支点が2つ追加され、換気性と耐風性が向上されました。個人的にアップグレード前の製品をわざわざ選ぶ理由はないと思います。
耐水撥水性
耐水撥水の具合について。フロアもフライもPU4000mm 。
今回は幸い?雨天だったのでライブを見て戻ってきてはテントをバサバサと叩きと何度も確認しましたが何も問題なし。何度か使ってみないとわかりませんがまあスペック通りなのかな〜といった印象。
インナーテント
インナーも他社製品と特に代わり映えもなくメッシュ性。
高さと幅について
高さと幅は数字を見てなんとなく想像できる人には問題ありません。私が購入する際に少し懸念していたのはインナーマット2つ敷いて重ならず各々快適に過ごせるのかどうか。
このように問題になくそれぞれの寝床を確保することができました。125cmって十分な幅なんですね。
高さも100cmあるので問題なし。
総括
相変わらず良いブランドでした。
年々、品質も世間的な評価も上がってきているNaturehike。この日のFUJI&SUNの会場で一番多く見たテントかもしれません。
駐車場からキャリーワゴンで何往復もしているキャンパーさんを多々お見かけしましたが、大変そうでした…。実際に私もそんな経験があるのですが、暑い中重い荷物を何往復もするのは地味に心が折れます…。
そんな過去の悪夢を払拭するように、今回はザック一つでストレスフリー。軽量コンパクトテントだと往復数を削減できたり、かたや登山のようにザック一つで会場入りできたり、と創意工夫が捗ります。
こういったキャンプインフェスでの使用も良し、キャンプ場でも良し、山でも良し。良いことだらけでした。あとはライバル他社の新作がどんどん軽量化されていっていシーンにどこまで着いていけるか。
更なる進化を期待してます。
ちなみに合わせて寝具事情も執筆してます。こちらも良ければどうぞ。
冬季キャンプでの寝具事情について|UL系ハイカーが登山テント泊ギアを冬キャンプで流用。